アムール!!

柚香光様をお慕いしております

圧倒的様式美「赤と黒」

こんにちはこんばんは、ダニエルです。

 新型コロナウイルス、怖いですね。

ご贔屓見たり、宝塚でキュンキュンして免疫力上げなきゃってみんな口々に言ってて、共感しかないです。

ヅカオタ、めっちゃ免疫力高そう。

 

 さて、先週観劇してきた「赤と黒」について。

 

 

 

1 柴田先生との相性

私なんぞが何言ってるんだ、という話なんですが、柴田先生の作品は、相性が合うものと合わないものの差が激しいです。

 

好きな柴田作品:あかねさす、黒い瞳、琥珀色の雨に濡れて、うたかたの恋、激情

苦手な柴田作品:アルジェの男、バレンシアの熱い花、仮面のロマネスク

 

まだ研5なので、観たことない柴田作品もたくさんありますが、観た限りではこうなりました。

柴田先生が苦手というか、前時代的な女性観が前提になっていて、私の中のフェミニズムが燃え盛って内容が頭に入ってこないもの(アルジェの男、バレンシアの熱い花、激情)、男がゲスで感情移入できない(たいていの作品がそう)、物語の内容が重く、軽妙なミュージカルに慣れた身からするとヘビーだし、現代の軽やかなスターさんが演じると役不足感が若干ある…などが私が柴田作品を苦手とする理由です。

昔の濃い~~~スターさんがやられるとそれはそれは素敵だったでしょうねぇ、って作品も多いです。

琥珀色の雨は、初演のものをスカステで拝見したんですが、とてもよかった。シャロン役の若葉ひろみさんがとても素敵で、大人で自立した女性だったんですよね。

それが今見ても、シャロンにひれ伏すしかないほど素敵で、本当はこういう作品だったんだ…!って目からウロコ。

お芝居する側にも、重みがいるのが柴田作品だと思ってます。

 

観劇後も、気持ちが晴れ晴れとしない終わり方が多いので、そこも苦手ポイントだな。

ハッピーエンドじゃないとエンドじゃない派なので、柴田作品はしんどいです。

私、全国ツアーで宝塚にはまった人間ですが、初観劇が柴田作品だったら、宝塚にはまらなかった気がしてます(はまったのはメラコリとシトラスの風Ⅲという初心者も軽やかな気持ちで観劇できる組み合わせだった)。

 

いかに柴田作品が苦手か、でここまで文字数費やしてきてるけど、好きな作品もあるわけですよ。

男尊女卑感があっても、時代背景ゆえのものだったり、史実に基づいていたら、まだ納得できる。

あとは、やはり重厚なお芝居が心に沁みる。宝塚だからこその様式美が感じられる。

 

柴田作品は、ストーリーを楽しむものではないのだと思ってます。だって、ストーリーは納得いかないことが多いから。だけれども、宝塚の世界観、様式美を楽しむにはうってつけ。

 

そんな私なので、名古屋に行くとなっても、「赤と黒」を観るかは、スケジュールが詰まっていたのと、演目にそこまで強く惹かれてなかったので迷っていたくらい。

 

でもね、「赤と黒」は好きなほうの柴田作品でした。

 

 

2 「赤と黒」全体について

まず、なぜこの作品が御園座で公演されたのか、なんですけど、御園座のテーマカラー赤色…朱色なので、それに合わせたのかな?と本気で思ってます。

 

御園座、本当に赤かった。

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幕開きから、たま様がシャツいちで一人で中央に仁王立ちしてるんですが、それがかっこよくてですね。

たま様が突撃レポートで、シャツいちの肩幅を褒められて(?)、でもこれは(シャツ)、肩がパフってるから、私の実際の肩幅よりも大きいみたいなことを言い訳してたのを予習で観てたので、「パフってる…」のパワーワードが脳内で響き渡りましたけど、パフのせいとは思えない立派な肩幅。

そして、足長。黒いパンツが長い長い。

冒頭のたま様見ただけで満足度ありましたもの。

この人は、やはりトップスターにならなくてはならない人なんだな、と納得する力があった。

 

そして、さくらちゃんと、天紫珠李ちゃんにスポットライトが当たるんだけど、これが柴田作品でよくある、舞台の三人それぞれに上から白いスポットライト当たるやつなんですけど(伝われ!)、ここでのさくらちゃんの所作が美しくて、それを観ただけで、これは好きな柴田作品!と思えました。

 

内容としては、やはり誰一人共感できませんでした(言い切った)。

共感できるとすれば、レナール夫人のお友達のデルヴィール夫人(晴音アキちゃん)くらいか。

全体的に、全く共感できないんだけど、その分フィクションと割り切って観られるから、ただその世界観にひたれる・・・みたいな感じでした。共感するためのお芝居ではないのでしょう。その世界観を楽しむもの。

宝塚的豪華絢爛の様式美の世界が繰り広げられる、という。

 

ストーリーも引き込まれました。

裁判の証言と、過去の経緯が順番に続くので、どんどん謎が解けていく感じ。

 

ほぼ内容に触れてないので、続きます。